Moonlight Cologne
![]() 遠い恋の話をひとつ。 仕事が終わって、彼女のバイト先のレストランへ駆けつける。 当時流行っていたサーファールックに身を包んだ彼女が店を 出てくるのは、いつも夜の10時過ぎ。 会話といえば、仕事の愚痴がほとんど。もっぱら聞き役の私 は、車をそのまま行政道路を南下する。 「あのお店で飲まない?」 彼女のリクエストは、葉山にある、海沿いの小さカフェバーだ。 金曜の夜は、いつもこんな調子で彼女と朝方までつらつら飲 む。遊ばれているのはいつも私のほうで、憎いほど言葉遊び の上手い彼女。英語がペラペラで、私の誘いにも英語で切り 返す。 3月の終り、月夜の駐車場。 最後の言葉も、やっぱり横文字ではぐらかされた。 「それなら、いいや…」 と思った。でも、何故だろう、今もあの時間が愛しい気がする。 Moonlight Cologneの香りとともに… 木を伐る、ということ
![]() 毎週末は森に通う。 そして、大抵は森づくりと称して何かしらの作業をしている。 一歩間違えば、命取りにもなりかねない伐倒作業には、特に気を使う。私たちの作業では、目通り10cm程度の樹木であればチェーンソーは使わず、手ノコで挑む。これが結構キツイ。伐倒し、枝を払い、玉伐りにする。この作業をひとりで2、3本繰り返せば、もう腕はパンパンに張ってしまう。そして得られるもの、それは樹木1本を倒す重さ、である。 伐倒とは、樹木を殺すことではない。それは森の再生である。あるいは森の若返りと理解してもいい。切り株からは、また新たな生命が芽生えてくるからだ。つまり、物質循環を盛んに繰り返す若い樹木に生まれ変わることになる。そして、森が活気づく。ある人は 「木を伐ることは、森を殺すことだ」 と言い放った。でも、あえて今さら反論はしない。自然の摂理とか、樹木の生理とか、森を見て樹木を見ない人には何を言っても無駄なこと。 木を伐る、ということは、ある意味で 「森づくりの哲学」 でもある、と思うのだが、如何だろう。 流れ星があとからあとから・・・
![]() 特に売れてるワケでもないけれど、山を愛しブナを愛したひとりの 女性が綴ったエッセイ集。私の好きな一冊だ。 たとえば、こんな一編がある。 “精霊たちに会いたい” 会えそうな場所がある。満月、流れ星があとからあとから降りそそ ぐ夜・・・ 満月の光を浴びて湿原で影踏みすれば、仲間の数より影がひとつ だけ多い、なんてことがあるかもしれない・・・ 「みんなちさこの思うがままさ」 貴女が逝ってしまったのは、あまりにも早すぎましたね。宝石のよ うな一冊を何度も何度も読みながら、蒼く煌く渓を思い、ノーブルな ブナの森を思う。そして「浪漫コール」いつしか私も一緒に叫んでい るのです。 君を待つ時間
![]() 慌しい年の瀬です。 年末年始の休暇は、一日くらい森の中でゆっくり 過ごしたい気分ですが、あれこれと所用に追われ そうです。友人から借りている望遠レンズの出番 も今年はまだありません。 去年の今頃は、本を読みながら、コーヒーを啜り ながら、森の中で「君を待つ時間」。 今夜もこれから4回目の忘年会です。みなさん、 今年は大変お世話になりました。良いお年をお迎 えください。 MOCHA
![]() 質素な誕生パーティだけど、とっておきのショートを用意した。 口数も少ないけど、もう、立派な女性になってしまった娘。 それにしても、Siera,Mocha,Jasmine,Leo がとてもいい雰 囲気で流れてる。 今宵は、そんな一幕を… エレガンスの季節
![]() チッ チッっと、懐かしい声が聞こえた。 藪の中を小鳥たちが忙しなく移動してゆく。双眼鏡で探すと、 冠羽をキリッと立てた鳥影が、くっきりと浮かび上がった。 小雪の舞う日も、北風の唸る日も、じっと彼らを待った森の 片隅。またそんな冬がやって来た。 友人から借りた大切な望遠レンズ。手入れをしながらカメラ に装着し、想いを巡らす。ずっと前から、逢いたくて仕方が なかった憧れの冬鳥。彼らは、目と鼻の先の森でひっそりと 冬を越していた。学名は「エレガンス」。ミヤマホオジロ君、 遠い国からようこそ。 梟の森
![]() 11月の3連休は、すべて森で過ごした。 「森を歩きたい」というたくさんの人を連れて森を案内したり、我々が管理するフィールドに看板を立てたり、そして、フクロウの巣箱架けをしたりと、楽しくもあり疲れた連休だった。 フクロウが棲む森、それは私たちが誇れる森だ。それは、豊かな生態系を意味する森だからでもある。彼らの安住を願うのならば、最下位の生き物たちを温存しなければならない。私たちの森づくりは常にそれらのことを念頭に置いている。大袈裟に言えば、微生物から始まる生物多様性を視野に入れなければならない。それは、壮大なスケールにこそ思えるが、実はいちばん肝心なことなのである。 「オオタカを守れ」「樹木を伐採するな」なんていう台詞は誰にでも言える。ならば聞きたい、大切なコトって、一体、何だろう。 多くを語らず、黙々と作業を続ける仲間たち。きっと、今年もフクロウが営巣してくれるだろう。そして、私たちは巡る季節の中で、信じるものを疑うことなく森づくりに汗を流すのだろう。 South City Midnight Lady
![]() ドゥービー・ブラザースのアコースティックなサウンドが 心地良くて、このまま夜の国道を飛ばして海が見たいと思 った。明日の講義は最初からサボるつもりだったし、それ よりも、やっと口説いた彼女のことばかり考えていた。 友達から借りた1万円が全財産。いくつものテールランプ が並ぶ湾岸線、遠くに見える観覧車。 ソバカス、ハマトラ、栗色… お酒が進んだ夜は、そんなことを、ふっとね。 ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ |
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